北山真美による曲解説

1. シリウス
   タイトル、歌詞、まさに『ザ・昼ドラ！』。ずっとこんな曲を作ってみたかったです。
   ググっと入り込んじゃってるドラマのように、どこか非日常的な、あえて歌詞にも綺麗な語感を選びました。
   ストリングスが本当に素敵です。何度でもこの上で唄いたい！って気持ちにさせてくれました。
2. ゼリー
   今回の中でも特に、私自身大好きな曲の一つです。アルバムタイトルのイメージを代表しているような…唄うといつでもスイッチが入ってしまえる曲です。
   シンプルだけど、この演奏好きだなぁ。どんな事にしろ、隙間を作るってゆうのは難しいものです。
3. 蕾
   全ての女性に贈る、ガールズソングです！日差しの中、オンナノコ達がキャッキャと駆けていくような…。
   女性にはいつも、こうゆうワクワク感を持っていて欲しいっ！
   どのパートも、一番録りが早かった曲でした。私の世代のミュージシャンは、きっとこうゆう曲調が得意!?というか、好きなんだと思います。
4. 雨の道
   当初から、この曲は打ち込み～！と思っていました。とても静かなのに、何故か聴くほどに、ドラマティックは止まらない！
   友達に唄ってもらった70年代風のコーラスがイイです！美しいですねぇ…雨の日にピッタリの曲です。
5. かくれんぼ
   3時間くらいで一気に書いた曲でした。ピアノ弾語りの一発録りです。それ以外のアレンジが見当たらなかったです。私にとって、この先のヒントに繋がるような曲でした。
   深夜の高速道路。一人で車を走らせている時、ラジオからこの曲が流れたら、私はきっと泣いちゃいます(笑)。
6. 光のループ
   今回のアルバムの中で、一番多くの人に愛されている曲ではないでしょうか。親友の結婚式に作った曲です。
   たった一人の為だけに曲を書くとゆうのは、なんと潔く、シンプルな事かと思いました。普段のスタンスでは出てこないようなことが自然にできました。 たやすく手放せるからこそ、みんなに育てられ、ここにある。そんな気がします。
7. 風に揺られて
   旅行先の南の島で、バス停に腰かけ浮かんだメロディー。私が今まで沢山の旅をして感じてきた空気感の、ほんの一部でも形にできたら…。
   バックトラックが重なっていく程に、テンションが上がりました！結局こうやってみんなで『ララ～』的要素のある曲、好きなんだな～。
8. ベランダ
   レコーディング中も、こうやって曲を並べてる時も、よく存在を忘れてしまった曲です。それくらいさりげない曲です。狙い通りです(笑)。
   部屋でギタレレと、せーの！で録りました。この日の月がとても綺麗で、録音は今日しかないと確信したのを覚えています。
   タイトルのまま、ベランダで浮かんだ曲です。